「Advanced Rocketry」の話 新惑星生成編

こちらで「ブラックホールジェネレーターを使うには惑星の変更が必要」と書いたが、

その他にも新しい惑星の作成ができるので、今回はその方法と各種数値の解説をしていこうと思う。

参考用に自作した惑星のファイルを置いていくので、このファイルの中身を参照していくと新しい銀河系作成が楽になるかもしれない。

惑星試作ファイル

まず初めに

新規作成時の工程としては…

  • デスクトップやエクスプローラー内で右クリック、「新規作成」から「テキスト ドキュメント」か「メモ帳」を作る
  • 「テキスト ドキュメント」内に「銀河系の情報」「惑星の環境設定」「惑星を最初から認識しているか否か」などのタグを記述していく
  • 「テキスト ドキュメント」を「名前を付けて保存」ファイルの種類を「すべてのファイル」に変更した後に名前を「planetDefs.xml」に変更して保存
  • コンフィグファイル内の「advancedRocketry」ファイル内にドラック&ドロップ(すでに存在している場合はコンフィグファイルではなく[path to world]/advRocketry内に送る)

この手順を行うと、セーブデータ読み込み時に新しい銀河系が追加されれている。

では「テキスト ドキュメント」内のタグについての説明をしていこう。

基本の銀河系タグ

最初に記述していくタグ、以下の数値で構成されている。

タグ一覧

タグ名解説使用例
galaxyタグの大枠、この中に情報を記入していく
star name太陽の表示名Sol
temp恒星と惑星の距離、恒星が増えるたびに100増やしていく、デフォルトは+100+100
x太陽の位置0
y太陽の位置0
numPlanetsランダム生成する惑星数1~
numGasGiants「宇宙ステーション」の無人機で収集できる「ガス惑星」のランダム生成数1~
blackHole「ブラックホール」を生成するかどうか、「true」で生成「false」で非生成true

記述例

<galaxy>

<star name=”Sol” temp=”100″ x=”0″ y=”0″ numPlanets=”4″ numGasGiants=”2″ blackHole=”true”>

</star>

</galaxy>

これで名前が「Sol」の「ランダム生成惑星数」が4つ「ランダム生成ガス惑星数」が2つ「ブラックホール」有りの銀河系が生成される、

この銀河系に任意で設定した惑星を追加するには、「<star name~」から始まるタグから1つ改行してこのタグより多く空白を設けて、「planet」タグを挿入していく。

連星の設定タグ

「連星」とはいわゆる「太陽」にカテゴ恒星ライズされる「プラズマやガスなどで構成された、大量のエネルギーを発生させる惑星(恒星)」が2つ以上ある場合に使われる天体用語、「恒星」が2つで「2連星」あるいは「恒星」3つなら「3連星」となる。

記述方法としては、基本の<star name~>の記述に続くように「ブラックホール」までの記述が終わり「>」記号で締めたら半角スペースで一つ間を開けて、記述していく。

あくまで「恒星」を追加するのみのタグなので、「x&y」や「numPlanets」等、銀河系の設定タグは必要ではなく、以下のタグを埋め込むだけでOK。

タグ一覧

タグ名解説使用例
star name追加する恒星の名称Sol 2
temp恒星と惑星の距離、恒星が増えるたびに100増やしていく、デフォルトは+100+200
Separation恒星間の距離、数値は数字1につき、太陽半径1つ10.0

記述例

<galaxy>

<star name=”Sol” temp=”100″ x=”0″ y=”0″ numPlanets=”4″ numGasGiants=”2″ blackHole=”true”> <star name=”Sol 2″ temp=”200″ Separation=”10.0″>

</star>

</galaxy>

こうすると、太陽(Sol)ともう一つ恒星(Sol 2)の周囲をランダム生成の惑星4つ、ランダム生成ガス惑星が2つ周回している銀河系になる。

惑星自動生成
よく見ると太陽が重なっている、
二連星
太陽が二つ…

値を設定した惑星を作成するためのタグ

前述した「planet」タグ、このタグで生成した惑星は「numPlanets」でランダム作成された惑星からさらに追加された形で生成されるので、「numPlanets=”4″」と記述されている状態で追加すると5つ目の惑星としてカウントされる。

「planet name」タグは設置位置によって「恒星を周回している惑星」「その惑星を周回している他の惑星」と立ち位置が異なってくるので注意。

タグ一覧

タグ名解説使用例
planet name惑星の名前、タグの設置位置によってその惑星を周回している別の惑星の名称になるEarth
isKnownワープコントローラーを使用するまで「惑星」を認識するかどうか、無記述では「false(オフ)」あくまで親惑星のみの設定なので、内包している惑星の設定では使用しないtrue
hasRings惑星にリングを追加する、無記述では「false(オフ)」true
gasgiantこのタグを追加することで惑星をガスで構成された惑星にする、無記述では「false(オフ)」true
gas「GasGiant」タグで「ガス惑星」にした場合に、内包しているガスを指定できる種類毎に追加が必要oxygen
gentype開発中のため追加はお勧めできない、「1」でネザー洞窟のような惑星に「2」で衛星軌道上に小惑星を配置する
fogcolor惑星に発生する霧の色を指定する、「RBG形式」と「16進数形式」の2つある、1,1,1
(RBG形式)
skycolor惑星の空の色を指定する、こちらも「RBG形式」と「16進数形式」がある#00FFFF
(16進数形式)
atmospheredensity惑星の大気密度を指定する、最大値1600でデフォルト(地球)は100、最小値は0100
hasOxygen「atmospheredensity」タグに関係なく、惑星に酸素を追加するtrue
gravitationalmultiplier惑星の重力値を指定する数字が多ければ重力が強くなる、最大値400のデフォルト(地球)が100、最小値は0110
orbitaldistance惑星と天体との距離を指定する、最大値は「MAX_INT」デフォルトは100、最小値は0100
orbitaltheta他に惑星がある場合、惑星の中心点からの開始角変位を指定できる、最大値は360でデフォルトと最小値は0180
orbitalphi惑星の中心点からの回転する平面の角度を指定できる、最大値は360でデフォルトと最小値は0、90の場合北から太陽が出て南に沈んでいく90
oregen惑星内の鉱石の分布や生成される鉱脈のサイズを指定できるminecraft:coal
rotationalperiod昼夜のローテーション時間を設定するデフォルトは24000、数値の見方は昼の時間を20分と仮定して分を秒に返還してその数値を×20している、
つまり、24000/20 = 1200 秒 = 20 分
24000
fillerblock惑星を構成しているブロックを指定する、「oregen」タグと併用するMinecraft:diamond_block
oceanblock海の部分を埋めるブロックを指定する、デフォルトは「Minecraft:water」Minecraft:lava
sealevel海の高さを指定する最大255、デフォルトが64で最少が164
spawnable惑星でスポーンするMOBの指定をする、1体のMOBに対して1タグ、
スポーンの頻度とスポーンする最大数と最少数、MOBの種類を設定する
minecraft:sheep
biomeids惑星で生成されるバイオームを指定する、バイオームは番号で割り振られているため、「,」で区切って複数指定できる1,15
DIMID惑星ごとの次元IDを指定する、デフォルトは9999
dimMapping別のワールド作成系MODを導入している際に次元のIDがかぶらないようにする「DIMID」タグと併用は必須99
customicon惑星のアイコンを指定する、自分で作成してそれを指定することも可能DesertWorld
artifactワープコアに特定のアイテムを入れないとその惑星にワープできないようにするminecraft:diamond

色の指定系タグについて

「fogcolor」「skycolor」タグの「RBG形式」と「16進数形式」で好みの色を作りたい場合はこちらのサイトがおすすめ

空の色

RGBと16進数カラーコードの相互変換ツール

Atmosphere Density(大気密度)タグについて

「atmospheredensity」タグで設定できる大気の密度によっては酸欠、あるいは酸素過多でのデバフが発生する。

数値が「75」未満だと酸欠状態になるので宇宙服が必要になり、クレーターが発生する、

数値「200」オーバーだと酸素過多でデバフ状態になるのでこちらでも宇宙服が必要になる、

「hasOxygen」タグで数値「75」以下でも酸素が追加されるので酸欠にならない。

FillerBlock(地面構成)OceanBlock(海面構成)等 惑星構成タグについて

「FillerBlock」や「OceanBlock」タグは[Minecraft(MODのブロックの場合はMOD名)]:[ブロック名]

で記述される、例えば「ロケット燃料」の海や「地面が木材で構成されている」等、自由に構築できる。

カスタム惑星
「タグ一覧」を参照に「ダイヤモンドブロック」と「溶岩の海」で構成された惑星

「sealevel」や「biomeids」等のタグできっちり指定しないとほかのすべての要素が自動生成になるので注意。

記述例

記述例

customicon(惑星アイコン)について

以下は公式wikiからの切り取りになる、

惑星アイコン

こちらを例に記述すると良い。

個惑星(月)について

それぞれの惑星の周りを周回する月の作成は、惑星の設定項目の最後に設定項目より何桁かスペースを空けて「planet name」タグを設置、その後惑星の設定項目を記入すれば完了、

月精製

</planet name>で完結させることも大切に。

最後に

ぶっちゃけ惑星の構築はすごく難しい(スクショをとるのに試行錯誤した段階で何度もクラッシュした)ので、まずはセーブデータ内で基本精製された「planetDefs.xml」ファイルをこの記事を基に理解して、いらない部分を削除、欲しい要素のタグを改編や追加していくことで惑星を作るのが安全だと思う。

クラッシュ続きで詰んだ場合は「planetDefs.xml」ファイルを削除して、その状態でセーブデータを読み込めば再生成されるので、再チャレンジしてみよう。

なおプレイ途中のセーブデータで惑星の改変を行うのはクラッシュの確立が高まるので、新しいセーブデータで作るか<planet DIMID=”0″ dimMapping=”” name=”Earth”>からなる基本の地球の記述を残して、そこにプレイヤーがいる状態で作成すると安全。

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