言語ファイル(json)の翻訳作業におすすめサイト・フリーソフトの話

こちらで英語しかないMODの日本語化の方法を記事にしたが、

今の言語ファイルの主流がどうやら「.lang」からjavaスプリクトで構成されている「.json」ファイルになっているようで…

こちらはMOD内にガイドブックがあるものなら、ガイドブック内に画像を挿入できたり、操作しやすいようにボタンを追加したりと便利なのでMOD製作者側も作りやすいのかもしれない…(実際に作ったことは無いので真実は何とも…)

真実はどうであれ、「.json」ファイルが言語ファイルの主流になっているのは確かなので、今回は「.json」ファイルの編集や中の英文を翻訳するのに便利なサイトを紹介していこうと思う。

「.json」編集に便利「notepad++」

「notepad++」はwebブラウザの様に複数の「.json」ファイルを開いたり単語の検索や置き換え等も可能な編集ソフト、文章のコピー&ペーストも可能。

窓の社 ダウンロード

通常のMODのアイテム名等は「.lang」ファイルとほぼ同じ構成。

しかし、「ガイドブック」の中身を日本語化する場合だとメモ帳アプリでは限界があるのでこちらを使う、

notepad++ガイド翻訳部分

ここで注意しなければならないのは「書き換える部分を間違わない」事、

プログラミング言語で構成されているので、うっかり間違った部分を書き換えたり文章の置き換え時に必要な部分を間違って消してしまうと「ガイドブック」を開いたとたんMinecraftが強制終了するので注意。

書き換える場所や注意すべき点

例として現在翻訳中の「Mana and Artifice(1.8.2向け)」の一部を抜粋して紹介していく。

  {
    "type": "image",
    "location": "mna:textures/guide/back_button.png",
    "width": 30,
    "height": 48,
    "newPage": true
  },
  {
    "type": "title",
    "value": "Return to Category Index"
  },
  {
    "type": "text",
    "value": "When viewing an entry, click the back button to return to the category index pages.",
    "json": [
      {
        "text": "When viewing an entry, click the "
      },
      {
        "text": "back button",
        "color": "blue"
      },
      {
        "text": " to return to the category index pages."

まず、「“Type”:」が書かれている行で「“image”」と続いている部分は画像ファイルを表示させるための記述なので触らないようにしよう、

続く「“type”: “title”,」はその項目のタイトル部分の記述を表している、

こちらは日本語にしたいのでそのすぐ下の「“value”: “Return to Category Index”」の「Return to Category Index」を翻訳して置き換え、「“value”: “カテゴリー・インデックスに戻る”」にする、

最後の「“type”: “text”,」はタイトル下の文章本体を表示する記述だが、ここで注意すべきは基本「“value”:」と続いている部分は書き換えない事、

“type”: “text”,」の部分の「“value”:」を書き換えてしまうと元データを参照することができず、「ガイドブック」内のどこの部分に表示すればいいかがわからずゲーム内で開こうとした途端クラッシュする(あくまで個人の解釈です、正しい解釈かはわかりません)ので、

その下の「 “json”: [」から下の「“text”: “When viewing an entry, click the “」の英文部分を翻訳していく、

たまに「“value”:」が空欄になっている場合もあるが、その時も操作せずにその下の「“text”: 」の部分を書き換えていこう。

文章の途中の色が変化して強調されているので英文部分と翻訳後の文章で、強調したい部分が当てはまるように翻訳した文章を分けて置き換えていく。

  {
    "type": "image",
    "location": "mna:textures/guide/back_button.png",
    "width": 30,
    "height": 48,
    "newPage": true
  },
  {
    "type": "title",
    "value": "カテゴリー・インデックスに戻る"
  },
  {
    "type": "text",
    "value": "When viewing an entry, click the back button to return to the category index pages.",
    "json": [
      {
        "text": "項目を閲覧している際"
      },
      {
        "text": "戻るボタン",
        "color": "blue"
      },
      {
        "text": "をクリックするとカテゴリー・インデックスのページに戻ることができます。"

翻訳して置き換えると、このようになる。

これを保存して実際に見てみると…

翻訳語テキスト

このように日本語として表示される。

このようにコツコツとルールを守って翻訳していく、

文章に色を付けて強調するタグは「”color”: “blue”」で文章を青色で強調するようにするが、たまに「”color”: “dark_purple”」と併用するされてる場合もあるのだが、日本語と英語の文法の違いから強調する単語が入れ替わる時があるが、色を指定する部分を入れ替えても問題なく機能するので、気になる場合は入れ替えてみよう。

途中間違えた場合は「Ctrl+Z」キーで戻せるので、焦らず行こう。

翻訳するにおすすめなサイト

Deepl翻訳

サイトリンク Deepl翻訳

AI技術を使用した翻訳エンジンで、かなり自然な文体で翻訳してくれる、

翻訳結果でいまいちな結果が出た場合や表現をもう少し変化させたい場合は、その翻訳部分をクリックすると、他の翻訳候補が表示されるのも良ポイント。

Deepl翻訳画面

ガイドブックを翻訳する際は文章が細切れになっているので「”」に挟まれている英文を1つ1つコピー&ペーストして文章全体を翻訳して強調部分を確認していくとわかりやすい。

ChatGTP

アイテムリスト等シンプルな作りの「.json」ファイルの翻訳なら「以下を翻訳してください」とお願いして、次の行に内容をコピー&ペーストすれば全部日本語にしてくれる。

ChatGTP

翻訳している内容は工業MODの「IndustrialCraft²_experimental」のアイテムリスト、

しっかりアイテム名部分を日本語化してくれるが、シンプルな翻訳なので、多少の手直しは必要…

ChatGDP翻訳結果

うまく翻訳がされないときはもっと条件付けを細かくして「以下の文字の「”:”」 以降 「”,」以前内の英語を日本語に訳してください。」等と入力すると翻訳できる。

翻訳したファイルをMOD内に反映する

日本語に翻訳した「.json」ファイルの名前を「ja_jp.json」にリネーム、

「lang」フォルダから元の言語ファイルを取り出したのならそこに、

「guide」フォルダからならそこに「ja_jp.json」ファイルを「7-zip」でmod

ファイルに入れる。

7-zipにファイル格納

翻訳したMODで遊ぶ!

アイテム名やガイドブックを翻訳できればMODへの理解もしやすくなるので、楽しくMODを遊べる。

先にも書いたが、「Mana and Artifice(1.8.2向け)」の翻訳作業があと少しで完了するので、翻訳ファイルの配布や変更点の紹介を記事にしていこうと思う。

MNA翻訳画面

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